『Ooh To Be Ah(The Construction Mix)/Kajagoogoo』
2009 9/1 23:40
僕的レア・グルーヴ(448)
『Rare groove』
「80年代の中頃、イギリスのDJ『Norman Jay』が、70年代・JB等の影響をモロ受けしたであろう、たっくさんのソウルやファンクの音源を掘り起こし、自身のラジオ番組で流したことが始まりである」、とされています・・・。
転じて、
レコード屋にて『ゴミ』の山とされているコーナーから(主に100円コーナー)、僕だけの『宝』を掘り起こし、その中から僕的には『明日現場で回してもOK』な音源を発掘する行為。
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引き続き特別編です。DJイベント参加時、セット・リスト。
今回のテーマ
『80's ピコリング・ポップ』
(持ち時間は1DJ30分)
(オープニングとして)
『1980/Gil Scott-Heron & Brian Jackson』
1:『Into Wonderland/Mike Oldfield』
2:『Small Talk/SCRITTI POLITTI』
3:『Be Near Me/ABC』
4:『LIMOUSINE/Hubert Kah』
5:『(Keep Feeling)Fascnation! (Extended Version)/The Human League』
6:『The Other Side of Love/Yazoo』
7:『New (Red) Roses/高橋幸宏』
●8:『Ooh To Be Ah(The Construction Mix)/Kajagoogoo』
※
1日1曲づつ、●のついている曲を取り上げていきます。
8曲目
『Ooh To Be Ah(The Construction Mix)/Kajagoogoo』
12 inch single(1983)より
ついに出ました。つーか出しました。
カジャな気分は今グーグー
じゃねぇよ。
バカじゃねぇの、分かる人は分かると思います(笑)。
デュラン・デュランの弟バンド、なんて雑誌で紹介され、完全にアイドルとされていたからなぁ。この曲収録のファースト・アルバム(日本盤)のジャケなんて恥ずかしくて買えないよ。ま、当時発売日に買ったけども。ジャケと中身が合ってなさ過ぎ。そこへ行くと日本以外のアルバムジャケはカッコ良い、全然違う。どんだけバカにされてるんだ?と思います。日本人はアホだから、アイドルとして打ち出さないと売れない、だったんでしょうね。
リアルタイムで知ってる人は、バンド名聞いただけで笑ってる人も多いことでしょう。特に美大時代、これをバカにする人が多かったなぁ。ドアーズとかさ、フランク・ザッパとかさ、そういうの良いって言ってりゃカッコ良いと思ってんだろ、クソが。あっ、すいません、少々取り乱しました。因みにドアーズもザッパも大好きですよ。えぇ。まぁ、こいうのバカにする人は単純にピコってるのが好きじゃないんでしょうねぇ。
4曲目で取り上げた『SCRITTI POLITTI』のアルバムが出るまでは、完全にエレポップの最高峰アルバムって言ってもいいぐらいに、それぐらい出来が良かったと思います。当時の最新電気群(シンセ)と人力の、実に見事な融合具合にはたまげました。経験を積んだYMOにしかできないと思っていた芸当を、デュランだけでなく、新人のしかもふざけたこっぱずかしいバンド名の、20そこそこの連中がサラッとやってのけているんです。当時、Yazooのところでも触れたマニアックな12チャンの音楽番組で観た、紛れも無い生演奏(打ち込み+人力)のライブ映像に、倒れそうでした。また、リズムトラックに観られるファンキーさ。アルバムとしてもすばらしい出来でした。
YMO意外では彼らぐらいです、この時期エレクトロではなくちゃんとデジタルとして曲に自然に組み込んだバンドって。『JAPAN』もすばらしいですけど、ちょっと違うっていうか、別世界ですね、JAPANは。
音楽雑誌などでも標的にされ、いかに機械が凄いかっていうのがこいつらの音楽を聴いてるとわかる、と書かれていたり、酷い叩かれようでした。
このバンドの音、続くセカンド・アルバム含め、今の100倍評価されてしかるべきです。
最近では、金の問題でもめてファーストにしか参加せず脱退したリマールが戻って再結成し、もうすぐイギリスではツアーが始まります。今頃。何年経つんだっつーの。日本にも是非!!
リマール在籍時、たった1枚しかフルアルバムは作りません(作れません)でしたけど、シングルカットされた3曲は、全て今でも12インチシングルでも持っています。リマール在籍時のこのバンドの12インチを今でも全て持ってるって、多分僕ぐらいだろうなぁ・・・。
あっ、この曲の話をしないと。
えぇと、シングルカットされてるされてないに関係なく、アルバム中でもこの曲は一番ファンキーです。そしてピコってます。以上です。
●因みに当時のこの曲収録アルバムのジャケです。
ここからは余談です。アルバム制作には、耳とライブ映像やPVで読み取れる範囲内での予測ですけど、
EmulatorⅠ(シーケンスとシンセの一体型)
PPG Wave 2.2(シンセ、多分シーケンスも装備)
Roland TR-808(超ド級に使われまくったリズムマシン)
Linndrum LM-1(上に同じく)
Roland Jupiter6 もしくは8(アナログ・シンセ後期の名器、僕もこれ欲しい)
以上ら辺の、当時としてはバカ高のエレ機材が使用されていると思われます。一番上に書いたEmulatorだけで数千万円~億でしたから。いくらプロとはいえ、これって新人としてはとんでもないことだと思います。意外にも『Sequential Circuits Prophet-5』(当時の名機中の名機シンセ・確か100万円)が使われていません。ま、ここまで書いといてアレですけどそんなことはどうでもよくてですね。
プロなんで当たり前っちゃ当たり前なんですけど、上記した機材を本当に上手く使いこなしていて、アナログとデジタルがどっちも良い感じで中和されています。また、ニック・ベッグスのベースが、相当曲そのものを支えています。
アルバム全体としても、ピコってるけどやっぱり基本は黒くて、曲それぞれがちゃんと立っていて、すばらしいです。
名盤なのに、世界で1番誰からもそう思われていないアルバムのひとつです。
リマール脱退後のセカンドも、よりファンキーで“黒”いです。
●さらにこの曲収録アルバムの日本以外でのジャケです。
ここから、さらにさらに余談です。
アルバムはかなりの確立で100円コーナーでみつかります。ただし今回かけた12インチは、自分が買った時以外、売ってるのみたことないです。多分そこそこ高いと思われます。僕は高校2~3の夏休み中、新宿の予備校に通っていて、終わるとすぐに西新宿界隈のレコ屋に直行していて、そこで買いました。懐かしい・・・。そのお店、残念ながら今はなくなっています。10年前ぐらいまではありました。ミュージシャンT-シャツ屋になっちゃってましたけど。僕は当時、輸入盤にハマっていて、『Hall & Oates』の輸入盤を探している、とお店の人に言うと、このノートに書いてくれ、と言われて書いた覚えがあります。それっきりですけど。今考えるとそんなもん、海外スタッフの力を借りなくても渋谷に行けば余裕で手に入ったんでしょうが、僕が高2の頃だと(85年頃)、新宿以外行ったことがなかったし、輸入盤を専門に扱う大型レコード店も、まだほんの少ししかなかったんじゃないのかなぁ。少なくとも新宿にはまだなかったです。大体がちょっとした一角に輸入盤コーナーがある、そんな感じ。輸入盤は日本盤とジャケが違ったり、12インチはよっぽど売れてるモノでないと発売されてなかったり。よって輸入盤はマニア心をくすぐる、そんな存在でした。また、安いんです。輸入してても。そんなことしてるうちに地元・宇都宮にAMUS(アムス)っていう、一字間違うと大変な店名になっちゃうデパートの弟みたいなのができましてね。そこの上の方の階にレコ屋があって、で、唯一輸入盤を扱うお店でした。よく12インチをそこで買った記憶があります。そこに探してるのがないと、夏休みまで待って予備校に行くフリして上記した西新宿、もしくは当時から僕の中では既にアキバが熱くてですね、一人で電車に乗って石丸電気のレコード館に行っていました。そりゃその年、受かんねぇよなぁ。東京ってやっぱスゲェ、そう思いました。そこでもよく輸入盤を買いました。アキバの石丸電気・レコ館は、僕の知る中では一番輸入盤を置いているお店でした。それを思い出して思ったんですけど、その頃からアキバはオタクに対応していて、今の足場が既にあったんですね。
●やっこさ、取り上げた曲の音源です。
http://www.youtube.com/watch?v=fuNx8jmJZ7E&fmt=18
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