『イミテーション・ゴールド/山口百恵』
2008 9/29 23:44 僕的レア・グルーヴ(267) 『Rare groove』 「80年代の中頃、イギリスのDJ『Norman Jay』が、70年代・JB等の影響をモロ受けしたであろう、たっくさんのソウルやファンクの音源を掘り起こし、自身のラジオ番組で流したことが始まりである」、とされています・・・。 はい、山口百恵です。 A面:『イミテーション・ゴールド/山口百恵』(1977) さて、18歳になった山口百恵ですが、この大人な歌を色っぽく歌う本人がこの年齢であるというギャップの良さに、どれだけの人が『良いねぇ』と思っていたのか。学校(僕の場合はこの時期なので小学校)に行けばみんな、『アッ アッ アッ イーミテーション ゴーオー』と歌っていました。イミテーションって何だ?と。はいはい、そういうことですか、と、今になってちゃんと聴いて分かりました。 クリエイターは山口百恵・後期、を支える最重要タッグで夫婦、『阿木&宇崎』(しかし凄い名前同士だな)。僕は持っていませんが初めてこのコンビが関わるシングルは、昨日取り上げた『パールカラーにゆれて』の3ヶ月前に発売されるビッグヒット曲、『横須賀ストーリー』。『パール~』と『赤い衝撃』を挟んで『初恋草紙』からこの『イミテーション~』まで3枚連続で『阿木&宇崎』、また2曲のシングルを挟んで『乙女座 宮』からラストシングルまでの13曲中、9曲がこのコンビ。すばらしい世界観を構築したと思います。山口百恵というキャラクターにピッタリというか、ピッタリになるようにしたんでしょうね、そこが凄い。だって何も気にしないで作ると、『あんた、あのこのなんなのさ』になっちゃう訳ですから。勿論それも良いんですけど。『仕事』ってことでスイッチ切り替えて、そしてこういう芸当ができちゃうところがまさに『プロ』、ですよね。 曲についてです。頭の部分、完全に恐怖映画のオープニングですよ。このシンセの使い方、アプローチ、すばらしいですね。曲構成は、頭の恐怖ブレイク入り語り部分+Aメロ+サビ+エンディング的な部分、と4部構成。ミョンミョ~ンいってるシンセ音が当時のディスコを思い出しますが、ただのディスコ風になってないところも流石。また歌詞、『声が違う』、や、『年が違う』、は、まぁだ分かりますが、 『ほくろが違う』、の表現がすばらしいです。 海辺で裸とはいえ、やっぱり完全に裸と裸の、肉体関係にある、ということを表現してると思うのです。 『ごめんね 去年の人と又比べている』 と続く訳なんですが、去年の人と違う人とやって、さらに『又』って。1人じゃないんかい?ってことでしょう。これはもう『痴女ソング』通り越して、『ヤリマンソング』ですよ。 偽モノの金、であったり『比べる』とか、普段タブーとされているようなことをあえて言って、聞く人をハッとさせるようなこのセンスは当時相当なインパクトであったことでしょう。そして、歌詞内容、またしても『夏』がテーマなんですけど、流石に今回は夏のせいにはしてないですね、もう、ここまでくると。この、今までは毎年夏のせいにしてたのに今回はしてない、というところが(この歌詞を言い切ってることが)、良く言えば大人の、悪く言えばヤリマンの証(笑)。合掌。 ●『イミテーション・ゴールド』 B面:『花筆文字』 ※クリエイター表記はA面と同じ。 A面が英語を使ったタイトルならB面は純日本的。その後も、又はこの前も『初恋草紙』、『乙女座宮』、『絶対絶命』、『曼珠沙華』、など絶対絶命はちと違いますが、いずれも日本的な4文字漢字なタイトルを強調していきます。 この曲は、なんと言いますか、ニューミュージック風でもあり日本的でもあり、なんとも不思議なイメージを持った曲です。書道と女の命を(人生を)、重ねた歌詞内容です、難解ですけど素敵です。曲構成は、Aメロ+サビ、とシンプル。シングルのA面曲と比べるとやはりパンチがイマイチ足りませんが。 ※ ここで載せている画像などを使う場合は、プロフィール欄のアドからご一報を。なお、リンクする『You Tube』等の音源映像は、すぐリンク先が変わったりしてしまう恐れがありますので、ご了承下さい。
作詞:阿木耀子 作曲:宇崎竜童 編曲:萩田光雄
http://jp.youtube.com/watch?v=_VVcWG0lECM
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