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『シスコレコードと小室哲哉』

2008 11/8 21:38

シスコレコーズについてここで、2007 12/30『レコード店「シスコ」』、にて書いてから1年経っていないうちに、シスコレコーズは廃業した。

シスコレコーズは以外に歴史が長く、1970年に設立、2005年の6月には35億900万円も売り上げた。今からたった3年前、もう時代は十分デジタルであった時期にこの売り上げを叩き出せたことの方が驚きである。僕が経営者なら『こんなデジタル時代に奇跡が起きてる、絶対にレコード経営で最後のバブルだな』、と凄く慎重になるだろう。何があっても1億は残し、それを崩さなきゃならない何かがあるなら潔く身を引く。まぁ、そんな話してもしょうがないか。

小室哲哉が詐欺で逮捕され、彼のこれまでなどが過去と共に連日ニュースを賑わした。そんな中、詐欺に騙され大損したたミュージシャンの代表として、矢沢永吉が引き合いに出されていた。

矢沢永吉は本を出版して回避した、小室哲哉も丁度出そうとしていたがポシャり、もし出ていたら矢沢永吉のように回避できたかも・・・、と、ある関係者、が言っていた。

想像でしかないけど、僕は違うと思う。

そりゃ、本の売り上げも貢献はしたとは思う。本人のやる気と、本人のキャラと、その本人の持つキャラが引き寄せる、何よりファン(客)、のおかげだと思う。

小室哲哉は、良くも悪くも分かりやすい『数字』というものに拘り、まずはそれを考え、その後のことはあまり考えられなかったんだろうなぁ、と思う。考えたとしても、あの作曲・あの曲調が小室哲哉の個性であり、あぁいう『売れるための方程式』を考えて作ることが、何よりも本人らしさ、なんだと思う。そういう作品は、アート性に乏しく、人の心を動かすような何かにはなりにくい。それが本人の表現であり個性なのだから、しょうがない。つんくも同じ方程式な感じ。念の為に言うと、方程式であれ何であれ、売れる曲を作れる、それだけでも物凄いことなのは大前提で話しを続けたい。

矢沢永吉も、『成り上がり』ヨロシク、金持ちにも当然なりたかったに決まっているし、売り上げを気にしなかった訳がないし、タイプは違えど同じように取り組んだんだと思う。けど、何せ言うまでもなく、同じことやっても人が違えば全ては違ってくる。

矢沢永吉にはしっかりと、しっかりしたファンが付いた。この違いは何なのか?小室哲哉もそういうファンがいなかった訳では勿論ない、何せ少なかった、と考えられる。シスコもそうだったのではないだろうか。無店舗型ダウンロード販売の浸透、パソコンによるDJの増加、だけでなく、ポーズや流行で集まったファン(客)の多さ、だ。考えてみたらこのブログでどっちも取り上げているが、僕は小室哲哉の熱烈なファンでもないし、矢沢永吉の熱烈なファンでもない。よってあまり大きくは言えないが・・・。

仮に、

流行に乗る→小室哲哉的→シスコレコーズ
流行に乗らない→矢沢永吉的→今でも残る中古専門のマニア向けレコード店

と考えると何かが見えてくる、感じがする。

どっちにしても100億あっても足りないんだから、そりゃもうダメ過ぎる話ではある。宝くじで1億当たり、誰にも話さなかったとしても、『そんな大金銀行に置いといてどうすんの、もったえない、うちに5000万でいいから預けてみ、来年には3倍にしてあげるから』というような話が、どっからともなくやってくるっつーのに。。。100億なんていったら、毎日誰かしらやってくるだろうなぁ・・・。そういう、広い意味で言えば小室哲哉も詐欺にあったようなもんでもある。でもダメだけど。

ジャンルは何にせよ上手く乗れる人はいいが、そうでない人は(まぁ、僕がそうなんだけど)世の中が変わってくればくるほど、自分のやっていることに自身がなかったり不安になったりで、ブレる。

僕という人間は、『時代遅れ』、とか、『もうおじさんだから』、とか、『デジタルかアナログか』、とか、『DJなのか一視聴者なのか』、とか、全部とっぱらって単純に

レコードが好きだ、大好きだ!! 病気だ。ダメ人間だ。

それには理由などない、いや、ある、あるけど、その病気についてはまた後ほど語ろうかと。ここ約3年で買ったCDは1枚。というかここ10年で買ったCDは本当に数える程度。ほぼレコードでしか買っていない。さらにレコードの新譜も数枚程度。最近の音にほとんど興味が持てないから中古ばかり買っている。最早レコードの生産もゼロに近く、本当にゼロに近いうちなると思う。今もほぼそうだけど、本当に個人が『売りに来た』レコードでしか中古レコード店は入荷ができなくなる。

時代が変わっても僕は自分の好きなものを信じ、ブレない人間になりたい、と思ってきたし、今もそう思っている。で、仕事よりも何よりもブレないで、続けている行為が『レコードを買う(特に100円コーナー、500円以下)』、という、自分にとって意味のある、他人からしたら何の意味もない、行為である。中学生の時から続いているから、当然仕事歴よりも長い。

この件に関しては今後もブレる気配はない。

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