『カス僕・2』
2009 1/6 0:53
昨日に引き続き、そんな化石な僕なんですけども、いくら自分であり続けたい、レコードが好きだ、と言ったところで『時代が許してくれない』、のであれば仕方がありません。
『RANE SERATO SCRATCH LIVE』
●商品の詳しい説明とセットアップ コントロールレコードという、仮のレコードが2枚あって、そこの上に針をのせ、ノートPC内の音源をあたかもレコードでかけているようにプレイする、ようです。コントロールレコードって・・・。 これまでDJの基本的技の一つとされていた『曲と曲を繋ぐ』、これをみると2秒で誰でも簡単に繋ぐことができる、ということになります。しかもデジタルだから寸分の狂いもない。分からない人のために言いますと、つまりBPM=曲の速さのことです。33回転のレコードを45回転にすると当然速く曲が再生されます。そこまで極端に変えるのではなく、ピッチつまみがついているので微調整をしながら、アナログの場合『繋ぐ』のです。かけている曲、次の曲のBPMを合わせ、どこから次の曲に変わったか分からないように、スムーズに繋ぐ、という。しかし、BPM(ピッチ)を変えればキー(音程)も変わるため、曲そのものの良さを変えない程度を考慮し、繋ぐ場合は似たようなBPMの曲同士で繋ぐことを考えたものなんですが(あえて思いっきり変えるとか、そういう狙いの場合は別ですけど)、この機材の場合、キーを変えずにBPMだけ変えたりもできるようです。ボーカルものもそうなんでしょうかね?ちょっと分かりませんが。 ということは言うまでもなく、コピーできるので同じレコードを2枚なんて買う必要もない。 僕はアナログで仕事をしてきましたが(フリー・イラストレーター)、当然時代が許してくれず、また、頑なにアナログでないと描けない、というタイプの絵柄ではないので、やはり約11年ほど前、デジタルを一式揃え、デジタルでも対応できるようにしました。未だにその判断は正しかったのか微妙です。一切デジタルはやらない、という選択肢だってあった訳ですから。実際、そういう方向性を選んだ同業者も2人います。僕から見て一人はそれで良かったねぇ、と思える感じで、もう一人はう~ん・・・、と言ったところ。まぁ、人それぞれです。 何かが便利になり何かを得れば、何かが消えます。 『もう沢山の重いレコードを持ち歩く必要もない、世界中を渡り歩くDJにとってあの荷物は悩みの種だったんだよ』 とDJ君達の各ブログでも書かれてありました。世界中を渡り歩くDJ、が一体どれだけいるのかがその前に疑問ですが。楽、便利、簡単、を我々が望むのであれば、次はノートPCを運ぶのが重いし面倒、になるんでしょうね・・・きっと。 『RANE SERATO SCRATCH LIVE』を実際に持っているという生徒に、話を聞いたことがあります。どんな感じ?と。『う~ん、ま、沢山持ってるネタから選んだり音源を作るのにはとても良いです』、でした。その彼がどこまで使いこなせているのかは分かりませんが、とにかくこう返ってきました。今月僕はまた、うちわのイベントにインチキDJとして参加するんですが、主催者くん(22歳、彼もアナログしかかけない)が言うには、『現場のターンテーブルはもう荷物置き場になってますよ』でした。 もう、小型デジタルオーディオプレイヤーだけ持って行けばいいんじゃないでしょうかね。これからの人は。全部作りこんだ30分なり45分なり1時間なりの、現場での持ち時間分の『自分の音源』を自宅で作りこんで、まんまiriverとかに入れて持っていく。現場で繋いで再生ボタン押すだけ。適当につまみいじってエフェクトかけたり、いっそ何もしないでタバコ吸ってるとか。たまにYoYoマイクで言ってみたり。それでも全然OKですよ。内容が良ければ。ノーパソを運んでる時点で僕からすると既に滑稽です。実際、約1年ほど前にインチキDJをやった時、一人のDJくんがiriverを繋いでかけていました。音質の良し悪しなんてほとんど一般の方には分からないですから。128kbpsであろうが192kbpsであろうが、それよりも客を楽しませることの方が大事です。 たっくさん進歩した、たっくさんあるツールの中から、何を選んでどれをどう使うかが重要です。 ジャンルは何であれ、えぇ。これだと、例えば僕が生ドラムを叩いてそれをサンプリングしDJにプレイしてもらう。さらに違うリズム、さらには違う種類のパーカスを重ねる、今度はトライアングルを、と、どんどん打楽器類だけ重ねていってリズムの洪水を演出、一つのライブが出来上がります。超アナログの僕と超デジタルのDJだけで。似たようなことを既にライブで、サンプラー使いの相方とやってはいますが。 もはや聴き方どころか、『レコードって何?』という時代はそう遠くないのです。 結局、レコードで持っていたい、だけなんですよね、僕は。国中のレコード屋が無くなるまで、僕はレコードを買いたいと思います。 何かにとって変わる、この繰り返しは誰にも止められないのであれば、この『RANE SERATO SCRATCH LIVE』に変わるものも、もうすぐそこまで来ているんでしょう。規格が変わる度に変えてられます?ブルーレイとか、なんだかなぁ・・・、です。 合掌。
http://www.otaiweb.com/player/serato.html
http://jp.youtube.com/watch?v=WNjlLHmrJ8g&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=NBnKBihA45s
とまぁ、こんな時代になってしまいました。このソフト、最初の発売は2004年なのでもう5年も前になるんですね。僕は1年前ぐらいにコレの存在を知りました。遅。これの登場がシスコレコード倒産に繋がった、とどこかのブログだかニュースで観ました。確かに。レコードが益々売れなくなることに、コレが拍車をかけていることは確かだと思います。
http://jp.youtube.com/watch?v=cSZ8Z7KKCso&feature=related
結論としまして僕は『RANE SERATO SCRATCH LIVE』、買いません。仕事じゃないんだし。これを買うなら革のジャケット買います。仲の良いフリー・カメラマンが、『いやぁ~やっぱりレコードで聴きたいじゃん、プレイヤー買っちゃったよ』、と言っていました。『お父さん、レコードってどうやって聴くの?』と娘さん(23歳)に質問され教えたそうです。
http://jp.youtube.com/watch?v=PbGatX-1ELY&NR=1
※
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